分析1 ポプテピピック(アニメ版)
なんじゃこりゃ、と思った。
不条理系ギャグ四コマ漫画。よく聞く評判はクソ。
アニメを見る前の知識は、それくらいだった。
おそらく『あいまいみー』枠なのだろうと予想した。
だが違った。
そんな常識内のオカシさではなかった。
放送時間が30分?
どういうことだろう。そんなにネタがあるのか。実はストーリーがちゃんとしているのか。はたまた別のアニメと一緒にされているのか。
不思議に思いながらも見た。
見終わった感想が一行目だ。
良いのかこれを流しても。
『ヨスガノソラ』以来の衝撃が走った。ベクトルは全く違うが。
半分で良いだろうが! とも思った。
でも結局、切ることなく最終回まで見続けてしまった。
なぜ見続けてしまったのか。何が面白かったのか。
それを分析したのがこれだ。
*1
こんな感じだった。
この『ポプテピピック』は自他共に、さんざんクソアニメ、クソアニメと評価されていた。
故に大部分をクソが占領するかと思った。が、そうではなかった。
あくまでクソというのは布石。
そう思わせておいて、あることをやり易くするための布石だったのだ。それが
スタッフの開き直り。
……言葉の響きはあまり良くないが、悪口を言っているのではない。
むしろこれが無かったら、最後まで見ようとは思わかったはずだ。多分。
クソアニメなのだから、どんなことをやってもオッケー。
見ていると、そんな雰囲気にさせられた。実際、なんでも有りなアニメだった。それが面白かった。
原作があるにも関わらず、このアニメはまさしく
スタッフたちのアニメだった。
そして思った。これは
漫画では出来ない面白さなんだろう、と。
それ以外、言葉が見つからなかった。
もちろん原作も大切だ。無かったら作られないのだから。
……原作を読んだことの無い人間が言うのもなんだが。
とにかく、なにかとスタッフに度肝を抜かれたアニメ『ポプテピピック』。
今後、このアニメを越えられるものは出てこないだろう。というか、出てきてもらっては困る。
頼むからこういう手法は、あまり流行らないでくれと思う。
本当のクソアニメが出てきてしまうからだ。
以上、ぎんぺーでした。
*1:アプリ『シンプルグラフメーカー』で作成