分析2 バケツでごはん(漫画版)
動物園で働く動物たちが主役のハートフルコメディ!
……間違ってはいないが、想像とは違うだろう。
ちなみに「ぎんぺー」という名前は、この漫画の主役であるペンギンから頂戴した。
小学生の時、初めてこの漫画を読んだ。面白かった。
その後も度々、読み返した。変わらず面白かった。
それだけ何度も読みたくなるのだ。『バケツでごはん』は。
だが、その面白さの感じ方は変わっていった。
まずこれが子供の頃。
動物が喋っていて、しかもギャグをやる。それが面白かった。
なんならストーリーとか出てくる単語とか、あまり気にしてなかった。
それが成長するとこうなった。
内容が重いッ!
子供の時には気づかなかったが、随分シビアなストーリーだった。
主役のペンギンからしてそうだ。
動物園に中途採用で入ったがゆえに、他のペンギンたちと確執が生まれる。なんてエピソードがある。
他にも虐待や駆け落ちなど、かわいい動物キャラとのギャップがとてもある。
それが面白い!
本来、ドロドロとした話しはあまり得意じゃない。面白くは思うのだが、途中から精神的に疲れてしまうのだ。
だが、この『バケツでごはん』で出てくるのは動物ばかりだ。
人間のキャラだと疲れてしまうが、動物だとどこか安心できる。
そして何よりこの漫画は、ドロドロの問題が解決するのだ。幸せな方向に。
だから最後まで楽しめた。
悩みの無い漫画ではなく、悩みが解決していく漫画。それが『バケツでごはん』。
続きがあったら読みたいし、またアニメ化もしてほしい。
以上、ぎんぺーでした。