二次元太陽暦

漫画、アニメ、小説。感想や分析を載せてます。

分析3 ボボボーボ・ボーボボ(漫画版)

ただしつけもの、テメーはダメだ

最も覚えている台詞がこれ。

金髪アフロのグラサンマッチョ主人公が鼻毛で戦うギャグ漫画。
書いていて何も違和感を感じないのが恐ろしい。
鼻毛で戦うってなんだよ! と、読み始めたばかりの初な自分は思っていた。しかし、読み進めていくとそんなものはどうでもよくなる。
それほどギャグが多いのだ。この漫画は。

で、分析がこれだ。
f:id:ginnpee:20180404134100j:plain

やはりギャグが大きい。しかし、ほとんどではない。
まず、真拳とは何かだ。
この漫画には主人公を含め、様々な真拳使いと言われるキャラたちが出てくる。
例をあげると、鼻毛を使った《鼻毛真拳》、オナラを使った《オナラ真拳》、バビロンの力を使った《バビロン真拳》など、よく分からないものまである。

この真拳が楽しみだった。

毎回、新しい真拳使いが出てくる度に、今回はどんな技を出すのだろう、どんなモチーフなのだろうと、ワクワクしていた。
そう、この漫画はギャグだけではなく

バトル漫画のノリで読めるのだ!

大筋のストーリーもあるため読みやすいし、ピンチからの逆転! なんて熱くさせる展開もある。
正直、初期はともかく、最終的にはこの漫画、鼻毛はそこまで重要ではない。
だが

鼻毛が無いボーボボボーボボではない。

そう言えるだけのインパクトは最後まである。

不条理ギャグとバトルものを合わせた漫画『ボボボーボ・ボーボボ』。
続編はいいですから、アニメの続きをやってほしい。


以上、ぎんぺーでした。

分析2 バケツでごはん(漫画版)

動物園で働く動物たちが主役のハートフルコメディ!

……間違ってはいないが、想像とは違うだろう。
ちなみに「ぎんぺー」という名前は、この漫画の主役であるペンギンから頂戴した。

小学生の時、初めてこの漫画を読んだ。面白かった。
その後も度々、読み返した。変わらず面白かった。
それだけ何度も読みたくなるのだ。『バケツでごはん』は。

だが、その面白さの感じ方は変わっていった。

まずこれが子供の頃。
f:id:ginnpee:20180401121051j:plain

動物が喋っていて、しかもギャグをやる。それが面白かった。
なんならストーリーとか出てくる単語とか、あまり気にしてなかった。

それが成長するとこうなった。
f:id:ginnpee:20180402033143j:plain

内容が重いッ!

子供の時には気づかなかったが、随分シビアなストーリーだった。
主役のペンギンからしてそうだ。
動物園に中途採用で入ったがゆえに、他のペンギンたちと確執が生まれる。なんてエピソードがある。
他にも虐待や駆け落ちなど、かわいい動物キャラとのギャップがとてもある。

それが面白い!

本来、ドロドロとした話しはあまり得意じゃない。面白くは思うのだが、途中から精神的に疲れてしまうのだ。
だが、この『バケツでごはん』で出てくるのは動物ばかりだ。
人間のキャラだと疲れてしまうが、動物だとどこか安心できる。
そして何よりこの漫画は、ドロドロの問題が解決するのだ。幸せな方向に。

だから最後まで楽しめた。

悩みの無い漫画ではなく、悩みが解決していく漫画。それが『バケツでごはん』。
続きがあったら読みたいし、またアニメ化もしてほしい。


以上、ぎんぺーでした。

 

分析1 ポプテピピック(アニメ版)

なんじゃこりゃ、と思った。

不条理系ギャグ四コマ漫画。よく聞く評判はクソ。
アニメを見る前の知識は、それくらいだった。
おそらく『あいまいみー』枠なのだろうと予想した。

だが違った。
そんな常識内のオカシさではなかった。

放送時間が30分?
どういうことだろう。そんなにネタがあるのか。実はストーリーがちゃんとしているのか。はたまた別のアニメと一緒にされているのか。
不思議に思いながらも見た。
見終わった感想が一行目だ。

良いのかこれを流しても。
ヨスガノソラ』以来の衝撃が走った。ベクトルは全く違うが。
半分で良いだろうが! とも思った。
でも結局、切ることなく最終回まで見続けてしまった。

なぜ見続けてしまったのか。何が面白かったのか。
それを分析したのがこれだ。
f:id:ginnpee:20180331175505j:plain*1

こんな感じだった。

この『ポプテピピック』は自他共に、さんざんクソアニメ、クソアニメと評価されていた。
故に大部分をクソが占領するかと思った。が、そうではなかった。
あくまでクソというのは布石。
そう思わせておいて、あることをやり易くするための布石だったのだ。それが

スタッフの開き直り。

……言葉の響きはあまり良くないが、悪口を言っているのではない。
むしろこれが無かったら、最後まで見ようとは思わかったはずだ。多分。

クソアニメなのだから、どんなことをやってもオッケー。

見ていると、そんな雰囲気にさせられた。実際、なんでも有りなアニメだった。それが面白かった。
原作があるにも関わらず、このアニメはまさしく

スタッフたちのアニメだった。

そして思った。これは

漫画では出来ない面白さなんだろう、と。

それ以外、言葉が見つからなかった。
もちろん原作も大切だ。無かったら作られないのだから。
……原作を読んだことの無い人間が言うのもなんだが。

とにかく、なにかとスタッフに度肝を抜かれたアニメ『ポプテピピック』。
今後、このアニメを越えられるものは出てこないだろう。というか、出てきてもらっては困る。
頼むからこういう手法は、あまり流行らないでくれと思う。
本当のクソアニメが出てきてしまうからだ。


以上、ぎんぺーでした。

*1:アプリ『シンプルグラフメーカー』で作成